フォントの埋め込み

dvipdfmを使う場合

dvi→pdfの変換に,dvipdfmを使う場合.dvipdfm-cjkw使うとできるらしい.以下,参考ページ.
http://members.jcom.home.ne.jp/sh74/dvipdfm/devel.html

Acrobat Distillerを使う場合

dvi→psの変換にdvipsk,ps→pdfの変換にAcrobat Distillerを使う場合.

dvipsk -Ppdf hogehoge.dvi

とすると,Adobe欧文フォント以外のフォントが埋め込まれたpsができる.その後,Acrobat Distillerでpdfに変換する.このときオプションで"すべてのフォントを埋め込む"になっていることを確認.
本当にすべてのフォントを埋め込みたいときは

dvipsk -Pdl hogehoge.dvi

とする.

Linuxでやる場合

なんだかんだでやる方法があるらしいが,私にLinuxTeXをやる気がないので,調べていない.

参考

できなかった事例

以下に追記あり.

dvipsk -Ppdf hogehoge.dvi

として,フォントの埋め込まれたpsを生成した.Acrobat Distillerで"すべてのフォントを埋め込む"にチェックを入れ,pdfに変換した.しかし,Times-Roman等,一般的な欧文書体が埋め込まれなかった.フォントは埋め込まれず,表示の際は代わりにTimesnewRomanPSMTが使われる.

原因は,手元に該当フォントがなかったこと.どうしようもない.IEEEに出す論文だったので,IEEE PDF eXpressを使ってps→pdfに変換.TeXのソース→pdfでも大丈夫だった.psをzipで固めても,TeXのソース達を画像も含めてディレクトリ構造付きでzipに固めても大丈夫だった.すばらしいぞ,IEEE PDF eXpress

追記

上記ではできないのは当然だった.(コメントで指摘して頂きました.)すべてのフォントを埋め込むならば,

dvipsk -Pdl hogehoge.dvi

とすべきだった.

  • -Pdlオプション
    • ほとんど全てのフォントを埋めこみ
  • -Ppdfオプション
    • Adobe欧文14フォント以外のほとんど全てのフォントを埋め込み.一般的なpdf向け.